キャリアを考える:後悔しないための7つ道具

キャリア

何から始めるかどこを目指すかをこれから探す方も、すでに何らかのキャリアを歩んでいて今後のキャリアを考える方もいると思います。

いずれの場合もでも、今後のキャリアを決める場合でも必要な考慮と行動となる7つの要素を紹介します。

最初の2つは内的なアプローチ、残りの5つは外的なアプローチになります。

目標:健全なキャリアを歩み続けられること

将来のある時点において、自分のキャリアに納得できるている状態を目指します。

具体的には今のキャリアを継続するのか、異動や転職をするのか、学生であれば進学するのか就職するのか、はたまた留年してでも卒業を目指すのか退学するのか・・・これらの判断を迫られたときに自分で納得できるアクションを選択できること、また、その選択の結果がどうであっても、そこから自分のキャリアを歩み、経験を積み、気づきを蓄え続けることができればとことです。

将来のある時点において「あれをしておけばよかった」、「あれをしなければよかった」と結果に納得できず後悔にとらわれてしまうことは避けたいと思っています。

健全なキャリア:自立と自律

健全なキャリアとはいつの時点においても「自立と自律」ができている状態です。「自立」とは経済の自立であり、「自律」とは自分自身の人生を意思をもって主体的に納得して歩んでいける状態のことです。

「自立」についてたまに「助けを求めず、自ら解決できること」のような記事を見かけますが、そうではありません。むしろ他者の助けは積極的に求めてください。情報収集の方法や支援の受け方など、答えを求めるのではなく、自分の次のアクションのために助けを求めることは必要です。

キャリア形成に必要な7つの要素

自己理解:自分を知ることことから始まる

自分の興味や関心、強みや弱みを洗い出しましょう。過去の経験や成功体験、失敗から学んだことを考え、自分の価値観や仕事観を確認します。すべての土台は「自己理解」といっても過言ではありません。これを軸に今後のアクションが左右されていきます。

強み(好き/得意)や弱み(嫌い/苦手)の洗い出し方には「4象限」を使ったり、過去の経験から価値観を分析する時は「モチベーショングラフ」や「サークルオブライフ」などを用います。

また「自分棚卸し」を行います。学歴、職歴、スキル、特技、趣味などをリストアップもしていきます。

それぞれに僕なりの知識と経験を活かした方法については、別の記事で紹介する予定です。楽しみにしてください。

内面を整える:マインドセットを身に着ける

キャリアを歩んでいく中で後悔してしまうことや、困難の渦に巻き込まれてそこから抜け出せなくなってしまうことがあります。僕もそのような時間に長くとどまっていたことがあります。これらはできる限り避けたいことではありますが、すべて避けることは難しいと思います。

このような問題はマインドセットを養うことで意識的に問題を避けたり、または問題に巻き込まれた状態から抜け出すことができたり、または問題の中にいながら冷静にキャリアを歩むことができるようになります。

車は故障します。故障した時のための道具を準備しておく・・・といった感じでしょうか。

また、このような準備をしておくこと自体が、安心してキャリアを積める環境に繋がると思います。

リサーチ:キャリアの選択肢をリサーチする

「自己理解」が進んだら次に業界や職種について調査し、興味を引くもの、経験やスキルが活かせる分野を見つけます。また業界の将来性や求人動向、報酬についても考慮しましょう。

この時、まずは「自己理解」で分析した結果を基準にして広げすぎないことが良いです。今はいろんな情報がありますが、その中から特定のキャリアを選び出す必要があります。基準を設けることで選択肢の発散を抑えられます。

可能性を閉じるよう見えますが、最終的には選択するということが必要になります。「可能性が無限」なんていうと聞こえはいいですが、それはまだ何も決まっていない、決められない状態とも言えます。

この段階ではいくつかの業界や職種を選択しますが、企業は参考程度までのピックアップでよいです。

適性検証:スキルや資格を検討する

リサーチ結果から目指したいキャリアに必要なスキルや資格を確認します。「自分棚卸し」でリストアップしたものから不足している部分があれば学び方を検討し、学ぶための優先順位を決めたり計画をたてます。職種によっては必須となる資格や保持していると優遇される資格もあります。優遇されなくても経験が足らない領域については資格取得は、一定の評価を得るために有効な方法です。

ネットワーキング:人とつながる

業界や職種のプロフェッショナルとのネットワーキングを始めましょう。LinkedInや業界イベントなどを通じてコンタクトを築き、業界内の最新情報やアドバイスを得ることができます。

実績を作る:実践的な経験を積む

実績の積み方は様々ありますが、ここでのポイントは「実用的なものを作る」ということです。音楽や絵画の場合であれば「実用」というのは、バーで生演奏を披露したり、個展を出してみるなどです。昨今であればインターネット上に公開してフォロワーが増えるというのも実績といえるでしょう。

エンジニアやコンサルタントなどであればインターンシップ、ボランティア、プロジェクト参加などを通じて、実践的な経験が積める機会に積極的に参加しましょう。現場で起こる様々な課題を解決することで経験が磨かれていきます。

トレンドのキャッチアップ:ニーズを継続的にモニタリング

業界のトレンドや新しい技術、求人情報を追い続けましょう。時代は常に変化していきます。僕たちは常に変化に適応していくことを求められます。変化の激しい現代の仕事市場では、常に最新の情報やキャッチアップすることが大切です。

まとめ:今のベストを尽くし、納得できるキャリアを歩む

いかがですか?

キャリア自体はそれぞれが考えて自らの正解に導いていくものですが、紹介したすべてのことを限られた時間の中で完璧にすることは難しいです。また、これらのステップを完璧にこなすことは目的ではありません。

今の自分のベスト/ベターを選択し続け、結果において自分が納得し、自立/自律したキャリアを歩めること。

そんな状態を僕も目指しています。

紹介した内容が皆さんの一助になれば幸甚です。

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